【友人の遺品整理体験から学んだこと】母を見送った後に残った3つの後悔


母を見送った直後に直面した“現実”

「遺品整理って、こんなに大変だったんだよ……」

そう話してくれたのは、同世代の友人・Tさん(30代前半)。
お母様を亡くされたのは、まだ心の整理が追いつかない時期だったそうです。

四十九日も終わらないうちに、賃貸の退去日が迫り、Tさんは一人で実家の整理に追われることに。
「悲しんでいる暇がない」と言っていた姿が、今でも印象に残っています。


遺品整理で感じた3つの後悔

1. 生前にもっと話しておけばよかった

「遺品の中に、見覚えのない手紙や古い写真がたくさんあって…
誰が写っているのか、何の思い出なのか全然わからなかったんだよね」

Tさんはこう振り返ります。
「“これ捨てていい?”って聞ける相手がもういないことが、想像以上に辛かった」とも。

2. どこまで残すか、迷ってばかりだった

大切そうなものも、そうでないものも、全てが“母の痕跡”。
「何を残して何を処分すればいいのか、毎回心が揺れた。
でも全部を残すわけにもいかない… それが一番きつかった」と語ってくれました。

3. 専門業者をもっと早く頼めばよかった

「結局、最後の2日で慌てて遺品整理の業者にお願いしたんだけど、
最初から頼んでいれば、時間も体力もだいぶ違ったと思う」

信頼できる業者を選ぶのもまた一苦労だったそうです。


これから遺品整理を迎える人へのアドバイス

Tさんが最後に教えてくれたのは、これからの人へのメッセージでした。

  • 「元気なうちに、どこまで残してほしいか話しておくべき」
  • 「エンディングノートって、本当に意味あると思う」
  • 「『いつか』じゃなくて、思い立ったときに少しずつ始めておくのが大事」

遺品整理は“突然始まる”ことが多いからこそ、日々の準備が後悔を減らしてくれる。
そうTさんは語っていました。


まとめ

身近な人を見送るという経験は、心にも時間にも余裕がない中でやってくる。
そのときに後悔を少しでも減らすためには、

  • 生前から話しておく
  • 気持ちの整理と一緒に物の整理も少しずつ
  • ひとりで抱えず、必要なら業者にも頼る

この3つが大切だと、Tさんの話から学ぶことができました。